障害者でパソコン関係の仕事に就職・転職するためにおすすめの資格

障害者でパソコン関係の仕事に就職・転職するためにおすすめの資格

IT化が進む昨今では、障害者でもパソコンを使えば難なく仕事ができます。

たとえば、足が不自由な方でもパソコン関係の仕事であれば、不自由さはデメリットになりません。

しかし、パソコン関係の仕事に就職・転職するのであれば、ある程度のスキルは必要です。

そこで本記事では、障害者でも就職・転職に有利になる資格・職種などについて解説します。

目次

障害者の就職・転職にはパソコン関係の資格が重要

障害者ががパソコン関係の仕事につくためには、資格はとても重要です。

なぜなら、残念なことに多くの企業が障害者雇用に対して前向きではないからです。

法的義務や罰則回避といったネガティブな理由で、障害者雇用をしている企業も少なくありません。

しかし、資格を取得してスキルをアピールできれば、法定雇用率などのためではなく、有能な人材として受け入れてくれます。

企業にとっては、法定雇用率を満たしながら有能な人材を獲得できるので、一石二鳥になるのです。

今後の人材不足解消の一手としても、企業が欲しがる人材になれます。

障害者がパソコン関係の仕事で取得しておきたい資格一覧

障害者がパソコン関係の仕事で取得しておきたい資格一覧

パソコン関係の仕事への就職・転職をするなら、資格を持っていた方が有利に進みます。

以下では、比較的容易に取得できる資格を紹介しますので、ぜひ資格取得を検討してみてください。

ICTプロフィシエンシー検定試験

ICTプロフィシエンシー検定試験は、情報通信業を活用する能力を証明する資格試験です。

パソコンを利用するすべての利用者が必要なスキルとして重宝されます。

受験料1級:10,000円
2級:6,220円
準2級:5,200円
3級:5,200円
4級:3,060円
5級:無料
合格基準1級:正答率70%以上
2級:正答率70%以上
準2級:正答率65%以上
3級:正答率65%以上
4級:正答率60%以上
5級:正答率60%以上
公式サイトhttps://www.pken.com/

ITパスポート

ITパスポートは、パソコンを扱うどのような仕事にも有利に働く資格です。

とくに事務職やテクニカルサポートなどの仕事で重宝されます。

受験料7,500円
合格基準全体:正答率60%
分野別:正答率30%
公式サイトhttps://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

Word文書処理技能検定試験

Word文書処理技能検定試験は、文字通りWordのスキルを問われる資格です。

Wordを使うビジネスの現場で重宝されます。

受験料1級:8,300円
2級:7,200円
3級:6,100円
合格基準正答率70%以上
公式サイトhttps://www.sikaku.gr.jp/ns/wd/

Excel文書処理技能検定試験

Excel文書処理技能検定試験は、文字通りExcelのスキルを問われる資格です。

表計算処理など、細かい計算処理が必要な現場で重宝されます。

受験料1級:8,300円
2級:7,200円
3級:6,100円
合格基準正答率70%以上
公式サイトhttps://www.sikaku.gr.jp/ns/el/

Moicrosoft Office Specialist

Moicrosoft Office Specialist(MOS)は、マイクロソフト社認定の資格制度です。

Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなどのスキルを証明でき、国際的にも通用します。

受験料Word365エキスパート:12,980円
Word365:10,780円
合格基準正答率70%以上
公式サイトhttps://mos.odyssey-com.co.jp/index.html

日商PC検定

日商PC検定は、商工会議所による検定試験です。

ビジネス文書、資料作成、データ分析など、ビジネスの現場で役立つスキルを証明できます。

受験料1級:11,000円
2級:7,700円
3級:5,500円
Basic:4,40円
合格基準正答率70%以上
公式サイトhttps://www.kentei.ne.jp/pc

基本情報技術者

エンジニアを目指すのであれば、基本情報技術者がおすすめです。

ITパスポートよりも何度は高いですが、システムの設計・開発・運用などの面で重宝され、エンジニアとして活躍できる可能性があります。

受験料7,500円
合格基準正答率60%以上
公式サイトhttps://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイナーとして就職・転職をするのであれば、ウェブデザイン技能検定がおすすめです。

ウェブデザイン技能検定では、国家資格の「ウェブデザイン技能士」を取得できます。

国家資格であるため、優位性も高いです。

ただし、受験条件もあるので、以下を確認してください。

受験料1級:学科8,000円/実技25,000円
2級:学科7,000円/実技16,000円
3級:学科6,000円/実技8,000円
合格基準正答率70%以上
受験資格【2級の受験資格】
・2年以上の実務経験がある
・大学や各種学校を卒業している
・3級の技能検定に合格している

【1級の受験資格】
・7年以上の実務経験がある
・大学卒業後3年以上の実務経験がある
・2級合格後に2年以上の実務経験がある
公式サイトhttps://www.webdesign.gr.jp/

障害者でパソコンスキルをつけるなら自治体の講習会も利用

障害者でパソコンスキルをつけるなら自治体の講習会も利用

1からパソコンの資格を取得するのにハードルを感じる場合は、自治体で行われている障害者向けのパソコン講習会を利用してみましょう。

たとえば、横浜市では以下の講習会を開催しています。

開催場所障害者スポーツ文化センター横浜ラポール 3階パソコンルーム
対象者障害者とその家族及びボランティア(15歳以上(中学生を除く)で市内在住・在勤者)
講習内容パソコンの基本操作、インターネットの利用及び電子メールの送受信等
お問い合わせ先045-475-2060
(引用元:障害者のためのパソコン講習会について|横浜市

市区町村によって取り組み内容は異なりますので、お住まいの地域での講習会を確認してみましょう。

パソコン関係の仕事へ就職・転職を検討しているなら

パソコン関係は、身体に障害をもつ方にとっても働きやすく、スキルを示しやすい仕事です。

今回紹介した資格を取得しておけば、就職や転職も有利になるでしょう。

しかし、資格を取得したからといって就職・転職活動がスムーズに進むわけではありません。

また、個人で就職・転職活動をするのは、手間、時間などの労力がかかります。

もし少しでも就職・転職活動にお悩みであれば、株式会社U三にご相談ください。

株式会社U三は、身体障害者の就職・転職・キャリアアップ支援に特化した人材紹介会社です。

代表自身も義足ユーザーであり障害を持つ当事者ですので、経験を踏まえてどこよりも寄り添った支援を行います。

就職・転職サポートの流れについては、以下のページをご確認ください。

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