障害者で仕事が続かないと悩む方へ|理由と対策

障害者で仕事が続かないと悩む方へ|理由と対策

障害者の方で、仕事が続かないと悩んでいませんか?

仕事が続かないことによって「自分はダメだ…」と思ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、前提として、仕事が続かないのは、あなただけが原因ではありません。

今回は、仕事が続かない理由や、続けるための仕事探しなどについて解説します。

目次

障害者の離職率は高い

障害者の離職率は高い

少し古いデータですが、2017年の障害者の職場定着率のデータを紹介します。

「障害者の就業状況等に関する調査研究2017」独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者 職業総合センター』によると、障害者の職場定着率が低いことがわかります。

早いケースでは就職から3ヵ月で30%の人が離職しています。

1年続く人は50%ほど。

このデータから見ても、障害者が仕事に対して苦労を感じていることがわかります。

障害者が仕事を辞めてしまう理由

障害者が仕事を辞めてしまう主な理由を紹介します。

平成25年度障害者雇用実態調査|厚生労働省』によると以下のような結果となりました。

  • 賃金、労働条件に不満:32.0%
  • 職場の雰囲気・人間関係:29.4%
  • 仕事内容があわない:24.8%
  • 会社の配慮が不十分:20.5%

上記の結果を見てみると、会社側の配慮に欠けるという点もネックになっているのではないかと考えられます。

障害者で仕事が続かない主な原因

障害者で仕事が続かない主な原因

ここまで、会社側の問題や障害者の不満について解説してきました。

しかし、一概に会社だけが悪いわけではありません。

雇用される側も何かしらの理由で仕事が続かないケースがあります。

以下で考えられる原因について解説します。

ネガティブな考え方になっている

障害者が仕事を続けられない主な原因の一つとして、ネガティブな考え方が癖づいてしまっているケースがあります。

このようなケースでは、上司や同僚からのアドバイスを受け入れられず、人間関係が悪化した場合やミスをした際に「もう辞めるしかない」と考えてしまいがちです。

周囲から説得をされても、勢いで退職してしまうこともあります。

仕事を続けるうえでは、柔軟な思考も大切なので、周囲の意見に耳を傾けるようにしましょう。

一人で抱え込んでしまう

相談が苦手で一人で問題を抱え込んでしまう性格の方も、離職してしまいやすいです。

仕事上の悩みがあっても「迷惑をかけたくない」「忙しそうだから言えない」と考え、一人で解決しようとしてしまいます。

しかし、相談していれば簡単に解決できた問題もあるはずです。

仕事は一人でするものではありません。

会社であれば、会社の人間とするものですから、積極的に相談できる人間関係を構築しましょう。

自分に合った仕事を選べていない

仕事を続けられないのは、自分に合った仕事を選べていないからかもしれません。

障害者向けの職種が限られていることや、自己理解が不足していることが原因だと考えられます。

例えば、ハローワークですすめられた仕事をそのまま受け入れてしまったり、自分の適性を十分に理解せずに仕事を選んでしまったりしているのではないでしょうか。

どんな人でも自分に合わない仕事は続きにくく、無理に続けようとするとメンタル面にも悪影響を及ぼす可能性があります。

ですから、「続ける」「続けない」の選択の大前提として、就職先選びから吟味する必要があるのです。

障害者が円滑に仕事を続けるための方法

障害者が円滑に仕事を続けるための方法

障害者でも、円滑に仕事を続けるために、以下2つの方法を取り入れてみましょう。

  • スキルを身につける
  • 相談できる人や場所を見つける

2つのポイントを抑えるだけでも、ストレスや悩みを減らし、長期的に働きやすくなります。

以下で、それぞれの重要性について解説します。

スキルを身につける

仕事を続けるための方法として、スキルを身につけてみましょう。

仕事の選択肢を広げ、業務効率を向上させるだけでなく、自己理解も深められます。

例えば、専門的なスキルや資格を取得することで、自分の好きな仕事を選べるようになり、以前は負担に感じていた業務も円滑にこなせるようになります。

また、スキル習得の過程で自分の適性を見極められ、より自分に合った職種を選択できます。

さらに、専門的な資格は会社からも重宝され、給与などの待遇改善にもつながるでしょう。

相談できる人や場所を見つける

相談できる人や場所を見つけておけば、精神的な支えになるだけでなく、客観的なアドバイスや適切な就職先の提案を受けられます。

困ったときに相談できる人がいるだけでもストレスの軽減につながるでしょう。

また、転職や就職について第三者の視点や専門的なアドバイスをもらうことで、より適切な判断ができます。

そのため、就職・転職活動の時点で信頼できる相談相手や支援機関を見つけ、積極的に活用してください。

仕事が続かないときはまず相談

障害を持つ方には、様々な理由で仕事が続かない人もいるかと思います。

しかし、仕事が続かないことを全て自分の責任だと抱え込まないでください。

まずは、身近にいる人や適切な専門家に相談しましょう。

相談するだけで、新しい考え方が見えてくるはずです。

株式会社U三では、障害者に特化した転職サポートをおこなっています。

代表自身が身体障害をもっているので、どこよりも寄り添ってお話しをお聞きします。

就職・転職サポートの流れについては、以下のページをご確認ください。

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