障害者で仕事が見つからない時の対策と具体的な改善策

障害者で仕事が見つからない時の対策と具体的な改善策

障害者で「仕事が見つからない」と諦めていませんか?

確かに、一般的な雇用と障害者雇用を比べれば、やはり今だに障害者が就職しづらい部分はあります。

しかし、昨今では各企業で障害者雇用に対する改善が積極的に行われているため、昔と比べれば就職しやすい傾向にあります。

そのため、適切に就職活動を行えば、障害者でも仕事は見つかります。

今回は、障害者でも仕事を見つけるための方法について解説します。

目次

「障害者だから仕事が見つからない」と諦めていませんか?

「障害者だから仕事が見つからない」と諦めていませんか?

仕事を見つける大前提として、後ろ向きな気持ちになってはいけません。

とくに障害をおもちの方は

「障害者だからダメだ…」
「自分を雇ってくれるところなんてない…」

といったように、ネガティブな気持ちになってしまいがちです。

ネガティブな気持ちになってしまうと、就職活動に対しても後ろ向きになってしまい、仮に自分に合っている仕事があっても「自分じゃダメだろうな」と諦めてしまいやすくなります。

事実として、障害をおもちの方でも就職されている方はいるので、まずは前向きに就職活動に取り組みましょう。

なぜ仕事が見つからないのか?を分析してみましょう

なぜ仕事が見つからないのか?を分析してみましょう

「仕事が見つからない」といっても、以下のようにさまざまな要因があるでしょう。

  • 住んでいるエリアに仕事が少ない
  • 自分に合った仕事が見つからない
  • 良い仕事はあるけれどスキルが足りない

これらの要因を分析していけば、ご自身に合った仕事が見つかります。

それぞれの解決策を、以下で解説します。

住んでいるエリアに仕事が少ない場合の解決策

お住まいの地域が地方であればあるほど、仕事は少なくなる傾向にあります。

これは、障害者のみに限定されることではなく、一般雇用においても地方では仕事が少ない傾向です。

しかし、昨今はリモートワークも普及しています。

たとえお住まいの地域に仕事が少なくても、リモートワークを推奨している都心の企業であれば、仕事が見つかる可能性があります。

ですから、お住まいの地域に仕事が少ない場合はリモートワークを中心に仕事を探してみましょう。

自分に合った仕事が見つからない場合の解決策

自分に合った仕事が見つからない場合は、まず「自分に合った仕事とは何か?」を分析してみましょう。

「自分に合った仕事」が曖昧になってる場合は、単に選り好みしてしまっている可能性があります。

障害者に限定されることではありませんが、選り好みしていてはなかなか仕事は見つかりません。

妥協できる条件とどうしても譲れない条件に分けて、できるだけ範囲を広げて仕事を探してみてください。

良い仕事はあるけれどスキルが足りない場合の解決策

スキルが足りない場合であれば、スキルを身につければ良いだけです。

しかし、金銭的な事情で資格を取得したくてもできない方もいるでしょう。

このような場合には「生活福祉資金貸付制度」「教育訓練給付金制度」などを活用しましょう。

生活福祉資金貸付制度の条件は、以下のとおりです。

  • 貸付限度額:原則580万円(資金の用途に応じて設定)
  • 償還期間:20年以内
  • 連帯保証人:原則必要(なしでも貸付可能)
  • 利子:連帯保証人ありの場合は無利子(なしの場合は年1.5%)

教育訓練給付金制度は、厚生労働省によって認定された教育訓練講座であれば、受講料の一部が給付されます。

詳しくは、厚生労働省の教育訓練給付制度のwebサイトもご確認ください。

教育訓練給付制度|厚生労働省

障害者が仕事を見つけるための具体策

障害者が仕事を見つけるための具体策

やみくもに仕事を探しても、簡単に仕事は見つかりません。

自分に合った仕事を見つけるためにも、以下の方法を行ってみてください。

  • 自分のスキルの棚卸
  • 面接対策
  • インターネットを利用した仕事探し
  • 支援制度の活用
  • エージェントの活用

それぞれの具体的な方法について、以下で解説します。

自分のスキルの棚卸

まずは、自分のスキルの棚卸をしていきましょう。

「自分に何ができるのか?」「これまでの経験で培ってきたものはどのようなものなのか?」を明確にすることで、自分に合った仕事や自分の長所が見えてきます。

スキルの棚卸ができたら、これらを活かせる仕事を探していきます。

その会社とマッチするスキルであれば、障害者などは関係なく、歓迎してもらえるでしょう。

面接対策

面接対策は、一般雇用でも障害者雇用でも必須となります。

特別扱いされることはないので、しっかりと質問に対して返答できるように準備しておきましょう。

とくに障害をおもちの方に対しては「自身の障害について教えてください」という質問をされるケースが多いです。

この質問に対しては、以下の内容を伝えると良いでしょう。

  • できることとできないこと
  • 障害の特性や働く上で配慮してもらいたいこと

そのほか、質問される内容は一般雇用の場合と大きく変わりません。

良い仕事を逃さないためにも、必ず面接対策は行っておいてください。

インターネットを利用した仕事探し

単純に仕事の数が少ないと感じる場合は、インターネットを利用して仕事を探してみてください。

昨今では、障害者向けの求人募集のWebサイトも多くあります。

一般的な求人サイトにおいても「障害者雇用」と検索すれば、かなり多くの件数がヒットします。

実際に『求人ボックス』で東京の障害者雇用件数を検索してみたところ、48,242件がヒットしました(2024年12月15日現在)。

また、同サイトで「フルリモート 障がい者」のワードで検索したところ、グッと件数は減ってしまうものの395件の求人がありました(2024年12月15日現在)。

このように、インターネット検索を使えば障害者の仕事はいくつも見つかるはずです。

支援制度の活用

障害者が仕事を見つける際に活用しておきたいのが、職業訓練や就職活動の支援を行ってくれる制度です。

無料で相談できるところがほとんどなので、使わないのはもったいないです。

主な相談先として、以下の5つがあります。

  • 市町村の福祉担当課や福祉事務所
  • 地域障害者職業センター
  • ハローワーク
  • 高齢者総合相談センター
  • 地域包括支援センター

それぞれの具体的な内容については、以下の記事で解説していますので、そちらも参考にしてください。

エージェントの活用

どうしても仕事が見つからなかったり、自分がすべき行動がわからなかったりする場合は、エージェントを活用してみましょう。

エージェントでは、スキルの棚卸から面接対策、企業とのマッチングまで行います。

昨今では障害者特化の就職・転職エージェントもあります。

ほとんどの場合は、無料で相談にのってもらえるので活用してみてください。

弊社U三も、障害者の就職支援に特化しております。

弊社の考え方やサポート体制については、以下のページも参考にしてください。

障害者だからと仕事が見つからないことはない

障害者だからと仕事が見つからないことはない

障害をもっていると、どうしても「仕事が見つからない」とネガティブな気持ちになってしまう方もいるでしょう。

しかし、仕事が見つからない理由は、障害をもっているからではありません。

障害をもっていても、しっかり準備をしたり制度を活用したりすれば、仕事は見つけられます。

ただし、自分だけで就職活動をするのに限界を感じている方もいるでしょう。

U三では、そんな方の就職・転職をサポートします。

代表自身が身体障害をもっているので、どこよりも親身に、当事者目線に合わせたサポートが可能です。

ぜひ、仕事が見つからないと悩んでいる方は、U三にご相談ください。

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